G2DOKKA-WANDERLUST

ドイツ発。親子3人車中泊放浪旅のキロク

イスファハンのお金持ち一家

イスファハンサーヤンデ川にかかる夕暮れ時のスィーオセ橋。

サーヤンデは命を生み出す川という意味で、枯れた大地に存在するオアシス都市には
なくてはならない貴重な川なんでしょう。




川岸には家族連れやカップルなどが続々とやってきて、ライトアップされた33アーチもある
川の上の橋をおもいおもいに見つめていた。

私達もその辺に座り込んで写真を撮ったりしていると、ある家族連れの若い奥さんが
話しかけてきた。

「Is he your wife?」

いえいえ、彼は私の旦那さんです!

イランではなぜかWifeとHusbandを言い間違える人が多い。

そんな会話から始まり、どこに住んでる、イランはどうだなど色々話していると
一緒にいたお父さんらしき人が、家に来ないかと誘ってくれた。

話していた彼女もそんなに英語が話せるわけじゃなかったけど、お父さんはしきりに
自分の胸を叩き、屋根、ご飯、シャワー、寝るなどのジェシュチャーで必死に訴えてくれる。

「今晩うちに泊まりに来て、シャワーでも浴びてゆっくりしていったら?」

はい、行きます。喜んで!!!!

しかし彼女達は、夜の10時から始まる映画を見に行くので、映画が終わったらまたここで
落ち合って、一緒に家に向かおうということになった。

子連れで、夜10時からの映画。

ほんと、イランの夜は遅いなー。。。

電話番号を交換して、その辺にいた通訳役を買って出てくれたおじさんの助けを借り約束の時間を
決めたあと、さっきから遠目に眺めていた橋の上をあるいてみることにした。



ライトアップされていて、かなりロマンチック橋な通りだこと。

そしておじさんも暇なのか勝手に同行してきて、橋の説明やイスファハンの見所語りを
しながら、一緒にブラブラと散歩した。

彼は昔習った英語を忘れないために、こうやって旅行者に話し相手になってもらっていると
言っていた。

そして、端まで行って半分ぐらい折り返したところで、

「妻が家で待ってますので、そろそろ家に帰ります。楽しい時間をありがとう」

そういってまた人ごみに消えていった。


おじさん、こちらこそ楽しい時間をありがとう!

約束の時間が近づいてきたので、車を取りに駐車場にもどる。

なぜかすっかりマークスになついてる駐車場の管理人の兄ちゃんたちが、ちょっと
さびしそうな顔をしている。

「大丈夫、また明日帰ってくるから、また会おうな!」

そういって駐車場を出て、さっきの一家と無事に落ち合い彼らの家に向かった。

町の中心部から車で10分ぐらいのところ、閑静な住宅街に建つ立派なお家。

夜も12時回ったところで、お招きいただき通されたお家がこちら!



 きゅ、宮殿ですか????


 続