G2DOKKA-WANDERLUST

ドイツ発。親子3人車中泊放浪旅のキロク

2013-01-01から1年間の記事一覧

ギョレメの谷で焼きうどん

モフリスの家を去り、その夜はジャンダルマ様に見つからないよう用心して車中泊。しかし、通りかかった人に通報するぞと言われ、もう眠りかけてる所だったのに移動を余儀なくされる。結局どこだかも分からない真っ暗な空き地に逃げ込み就寝。朝起きたら、何…

準備5時間、食べるの10分

早速魚を持って帰ってからは、この何百匹もある魚の下ごしらえ。切り株に腰をかけて3人の男たちが、まず魚の頭を捥いで、指でお腹を開けて内臓を取り出すという作業。これを延々2時間ぐらいやっていた。昨日の料理の準備もそうだったけど、ものすごい細かい…

モフリス家、自給自足の一家

スーパーの前で偶然出会った、ドイツ語が話せるトルコ人、モフリス。誘われるがまま彼の家にお邪魔することになった私達は、のどかな山里の村に到着。切り株に腰をかけながらお茶を飲んで、家族を紹介される。同居しているのは彼の家族(嫁、娘、息子と赤ち…

熱いトルコ人

翌日も西へ西へと距離をすすめる。途中、食事の為に立ち寄ったビンギョルという町では、旅人が珍しいのかイラン並みに人々に囲まれる。さっそく食堂に入ったら、忘れてはいけない値段確認。ここの店の人は数字も英語で言えず全部筆談だったけど、そっちのほ…

ネムルト山の天然温泉

さて、やってきたのは温泉が湧き出ているという湖。私はてっきり、その湖全部が温泉だと思っていたんだけど、実際は湖のほんの一角に湧き出ていて、そこが岩で覆われている。2人入ったら満員ぐらいの大きさだけど、リウマチなどを治すためこのお湯を求めにく…

再トルコ二日目

トルコ再入国の翌日、私たちは行きに通ってきたイラン最大の湖「Van湖」を西沿いに走ってゆき、湖の西端にあるタトゥワンという街にやってきた。 道中の山道では珍しいものを見た。遠くから見たら人だかりのように見えたので、事故でも起きて野次馬が集っ…

さよならイラン、そしてまた来たよトルコ。

旅はトルコへと続く。。。トルコへ向かう車でいっぱいのイラン側の国境ゲート。陸続きに荷物を運ぶ輸送トラックのなんか、1キロぐらいの列を作っていたけどそれよりすごいのが、列を作らず早く行ったもん勝ちの一般車。車は5センチぐらいの間隔でひしめき合…

イランてこんな国だった(2)

私がこの旅に出る前に気になっていたイラン風紀委員会について。風紀委員なんて、そんな言い方をしている訳がないけど、国が女性の格好や服装をいちいちチェックするなんて、「校則」の名の下で生徒を管理するアホらしい日本の学校教育みたい。イランも他の…

イランってこんな国だった(1)

イランに来る前に、イランについて知っている事といえば、なんだったっけ?反米のイスラム教国家で、女性がけっこう虐げられていて、30年前はイラクと戦争をしていた国。 そして新しいところで言えば、核兵器開発疑惑がもたれてる国。そんな程度のイメージ…

イラン最終日 キャンドヴァ-ン村

タブリーズのバザールから寝床探しもかねて、イランのミニカッパドキヤとも言われているキャンドヴァ-ン村に向かう。町を抜け、住宅地を抜け、小さな村をいくつか通り過ぎるとちょっとした山道に入りしばらく行くと、人里離れた山のふもとに小さな村があっ…

タブリーズのバザール

イラン旅も残す所2日。思い残す事は?あります。この1ヶ月ぐるりとイランを回り、観光地バザールも行けば、ローカルバザールに行って探していたものは、キリム。あと、1日でイランを出るのにキリムを手に入れてない。テヘランからここまで来るのに、バザ…

イランの温泉 サルエイン

穴場の温泉街を期待していたのとは裏腹に、イランの温泉リゾート地に来てしまった私達。それでも44度越えの温泉があるなら、何が何でも入りたい。そんな思いを募らせて「garmish」という温泉場はないかと聞きまわる。ここの温泉街では、ハイドロシステムでお…

イラン旅終盤、山間での数日。

カスピ海から山へ入り、今日の寝床を探す。山から流れカスピ海に注ぐ川の岸辺には、ピクニックの人たちで大賑わい。車中泊に絶好のポイントがいっぱいあったんだけど、なるべく人目を避けたい日だったので川岸は諦めて、山へ登ってゆく。ドンドン登って行く…

カスピ海を去る日

A一家と過ごしたカスピ海での休日、最終日。今日でお別れになるのだが、出発する時間までみんな思い思いにダラダラ過ごしていた。お父さんはテレビを見て、お母さんはお昼ごはんと帰りの支度。私がテラスで本を読んでいた時、マーを含めた男衆4人がちょっと…

カスピ海での休日

ドイツ在住の知人イラン人Aの、テヘランに住む家族と共に、Aの兄マシヤールが所有する別荘にやってきた我々。場所はテヘランから山を越えること5時間のところにある、カスピ海沿いのビーチリゾート。 到着したのが深夜で、遅すぎる夕食から始まった宴は朝方…

テヘランまで来ると、こうも違うか!

イランの首都、テヘランの高級アパートに住む一家にお世話になる事になった私達。遅いお昼御飯を頂いて、そのまま恒例の昼寝。起きてお茶を頂く時間には、もう6時頃になっていて、調度品がズラリと並ぶ高級なリビングルームで暫し歓談。 落ち着かないなー。…

テヘランまでの2日間

昨日の阿片窟ならぬ、阿片テントのなかでは相変わらず若者が喋られなくなるまで阿片を吸い、そんな彼らの扱いに慣れているほかの人たちは、見てみぬフリをしてマークスをもてなしてくれたそうだ。そして、地中に鍋丸ごとを炭と共に埋めて煮込みあげた肉料理…

砂漠を抜けて

砂丘で目覚める朝。ひんやりした砂の上で朝ごはんを食べ、しばし余韻に浸ったあとは再び来た道で幹線道路へもどり、一路北へ。 カヴィール砂漠よ、さようなら。 その後は、だだっ広い荒野の大地をひたすらに走る。 手元にある地図がけっこう適当だったりする…

カヴィール砂漠を行く(2)

たまたま遭遇してしまったカヴィール砂漠の砂丘。 わき道に逸れて良いことある日の一番良いパターンだな。 とは言え、2年前に訪ねた事があるモロッコでの砂漠の嵐のトラウマが再び蘇ってきてきそうになり、若干心配ではあったんだけど、せっかくなので今日の…

カヴィール砂漠を行く(1)

砂漠に向けひた走る事数時間。途中腹ごしらえの為に寄った小さな街で、食堂を探して暑さの中トボトボ歩いていると通りかかった売店からおじさんが出てきて、ジュースと菓子パンをくれた。「暑い時はね、これ食べたら元気出るから持ってきな!」 めちゃめちゃ…

Yazd,沈黙の塔

Yazd初日。今日も暑い一日が終わった。金曜モスクの目の前にあるゲストハウス。閑散期第一週目だったこの日の宿泊客は私達だけで、そんなんだからか宿代も一人5ユーロぐらいと、激安だった。アルバイトの男性はとってもスロウで物腰が柔らかく、20歳そこ…

土色の街、風の塔、ヤスド。

旅日記の更新が大分遅れておりますが、時間がないだけで書き上げる気は満々にあるのでどうぞ最後までお付き合いください!9月中はまたのんびり更新になるかなーーー・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5月中旬イランに入国して3週間が経ち、…

ヤズドまでの数日

シラーズから出て走ること数時間。街の雑踏とは大分対象的な「無」の大地を、ひたすらに走る。途中現れた塩の湖。 干上がった湖に恐る恐る車で進み入ってみるが、こんなところでハマってしまったら遭難するぐらいの不毛の地なので、早々に引き上げる。その後…

涙のお別れ

バス車内で結構ヘビーな話をし、夜のバザールから戻った腹ペコの私達の胃袋を満たしてくれたのは、これまたイランのお袋の味、「ククー」という料理。摩り下ろしたジャガイモに味をつけて、揚げ焼いたもの。レモンではなく、シラーズ特産のオレンジ果汁を上…

シラーズ最終日と恋愛話

今回のイラン旅における重大なミッション。それは、結婚指輪を買うこと。しかも。。。。。友達の。。。。こんな事頼む方も頼む方だし、軽く引き受けた私達もちょっと後悔し始めていた。私とマーの結婚指輪は、マーがアルジェリアに行ったときにテュアレグと…

シラーズでクッキング

ガンバリ家のペット、ヤマウズラ。停止時は片足で立つ不思議な鳥シラーズ3日目。あまりに居心地がいいので、もう1泊させてもらうことにした。もう1泊だけと言うと、ナザニンはあと1週間ぐらい居るべきだとダダをこねだす。「でもねー、先に行かなきゃ行…

真夜中のピクニック

家にもどると、さっそくお昼ごはんの準備をしてくれているガンバリ一家。ここの家の次男は、元々イランレストランの料理人。昨日の夕食といい、家庭料理のレベルが高いのにも納得。今日は彼が腕を振るって魚料理を作ってくれた。マスのような魚を見事な手つ…

シラーズのバザールで

シラーズ2日目。ホテルのように気の利いた朝ごはんを庭先で頂く。今日も猛暑。昼間の街歩きは暑すぎて危険なので、午前中の涼しい時間に近くの庭園まで行く事になった。この日の案内人は女子大生のナザニン。さっそくタクシーに乗り込み、運転手に目的地を…

ペルセポリスからシラーズへ

ペルセポリスとは、アケメネス朝ペルシア帝国の都。建設に着手したのは紀元前520年前。そんなこと言われても、なんのことだかさっぱり分からないのですが その残骸が残る遺跡ということにしておきましょう。この日も酷暑で、こんな暑い日に長袖、長ズボン…

シラーズに向かう道

険しい山道の日はまだ続く。。。。標高3000mのところにも、突如として現れる遊牧民。山に入りけっこう重要な仕事が水汲みだ。私達の車には20リットルと10リットルのタンクを2個づつ、計60リットルの水が積んである。これなら、万が一どこかで遭…