下山の途中、一昨日馬に荷物を載せて同行していたおじさんに また遭遇した。 今度は違うおじさん達と、荷物をどっさり積んだ5頭の馬を引き連れて 登っているところだった。 そういえばキャンプ場のおじさんが、今日イスタンブルから19人 人がやってくると…
カチカル山の麓に着いたのは、夕方だった。 道端に車を停め、この日はここで車中泊。 長い一日になるであろう明日に備えて、軽く食事して早々に就寝。 翌日。 山の入り口にある集落に向かい、いよいよ登山開始。 下界はとんでもない暑さだろうけど、山の上は…
リゼを出てカチカル山へ向かう道中。 何故か私だけ熱が出るという体調不良。 山登りまで体調を整えたかったので、休み休み行くことにし、 途中見つけた綺麗な川で、3日間過ごした。 ここは山から流れてくるきれいな水が川となり、 その川がダムに到達するち…
リゼから高原方面で過ごしたこの2日は、大雨がいきなり降ったりと 悪天候が続いていた。 山の上から流れる大きな川は激しい濁流になり、水しぶきを上げていた。 ここ数日はこんな天気であるということが分かり、どこに行っても どうにもならないので、数日こ…
サムスンを出発した後は、トラブソン方面に向かい オジェルおじさんがおススメだと言っていた、スメラ修道院と言う所に 行ってみる事にした。 ここは中世、断崖絶壁の岩肌にへばりつくように建てられた修道院で トルコでも人気の観光地になっている。 私達が…
旅に出て3週間、トルコに入って2週間が経っていた。 その2週間のうち2日を除いて、私達は黒海を旅する毎日。 二日に1度ぐらいのペースで、次々に新しい出会いがあり コロナ禍というのをすっかり忘れるぐらいの距離感で 優しいトルコ人達と、いろんな時間を共…
次なる場所も、もちろん黒海のどこか。 10日ほど黒海トリップが続いていて、すでに私は飽きて来ていた。 それに追い打ちをかけるように、今回旅の目的地であったグルジアが コロナ対策で国境を閉鎖すると方針を変え、テンションがた落ち。 来週にはグルジ…
この日また適当にフラフラして、たどり着いた所は 真っ青な海が広がる、静かなビーチ。 土曜日なのにそんなに込んでいなくて、波も穏やかでとても綺麗だった。 淡水が流入する河口域に、いい感じに深くて広いくぼみが出来ていて 天然の冷たいお風呂みたいで…
サフランボルからまた黒海を目指して出発。 途中、全長8キロもあるという巨大な鍾乳洞に立ち寄った。 写真だとまったく伝わらないけど、とにかく今まで見た中で一番大きい鍾乳洞だった。 外は猛暑。 だけど岩の中は、ひんやりとして気持ちよかった。 黒海再…
お昼時、サフランボルに到着。 ここは7年前イランへの旅の途中でも立ち寄ったことのある町で、日本人にも人気の 観光スポットらしい。 旧市街には、オスマン帝国時代に建てられた古民家が町全体を埋め尽くし、 こじんまりとした小さな町ながらも世界遺産に登…
数日ぶりに海を一旦離れ、サフランボルという街へ向かう。この日も暑くて暑くて、通りかかった川で水浴び休憩。川辺にはトルコ人ファミリーが一組いて、かっこいいサモワールでチャイを煮出していた。 メルハバと軽く挨拶をして、水浴びをして一息ついている…
トルコ2日目。昨夜のビーチがイマイチだったので、別の場所を探す。マークスお得意、グーグルマップの衛星写真から良さそうな場所を見つけ、そこまでルーティングしてもらうというやつだ。スゴイいい場所に出くわすときもあり、駄目な時もあり。この日は史…
トルコ、エディルネ。 この国旗を通過するのは4回目かな。 EUとを隔てる国境で、ここを通過すると、ようやく世界がガラリと変わる。 ブルガリアの国境でなびいていたEU連盟の旗よりも更に大きなトルコの国旗が 入国と共に目に入る。 大国にやって来た感。 ヨ…
ブルガリア。車窓からひたすら街の様子を眺めながら移動移動。全体的に社会主義時代の建造物が多く、ファンにはたまらない街並みだと思う。わたしもどちらかと言うと好き。あの時代の建物は、無骨で無機質だけど大げさで、何とも言えない威圧感。これをどう…
2020年6月18日。予定より1日遅れたが、行く先をトルコ経由のグルジアということにして、いざ出発。いつもなら何の気なしに通り過ぎてゆく国境でも、今回に至っては歓声があがる。思えば数週間前までは、国内はおろか、自分の住んでいる州からも出られなかっ…
ブログを公開するのは久しぶり。このブログは10年前から細々と続けている旅日記です。携帯に元サイトがうまく反映できなくて、過去記事などがカテゴリ別に見れるのは、現在のところPCバージョンのみになってます。 チマチマと自分の旅のキロクとして気が向…
セルゲイの家から1時間程でポーランドとの国境に到着。国境で半日以上待つことがもはや当たり前だと言うセルゲイは、あらかじめ映画を何本もタブレットに入れてから、国境越えに臨むらしい。私達も行きしなに、ウクライナからポーランドに入国する車が1キ…
朝7時に船が到着し、ウクライナに上陸。面倒くさい入国と通関手続きは、行きと変わらず。腹立つことが多いのも想定内だったので、流れに任せてあとは待つ辛抱のみ。未だに良く分からないシステムだけど、無事入国。その足でお昼ご飯でも食べに行こうと、オ…
都市開発の真っ只中 帰国するためのフェリーが出る街バトゥミに、再びやってきた。チケットは取ってなかったのだけど、あらかじめ船の出る日時が分かって居たので運航会社に予約は入れておいた。来た時と同じウクライナの船会社の、グルジア支店といったとこ…
グルジア旅最後の観光。向かった先はグルジア南西部の山奥に佇む、ヴァルジア古代遺跡。ティビリシから山道ロングドライビングの途中で見つけた湖で一泊して翌朝出発。いくつもの峠を越えて、やっと遠くの方にそれらしきものが見えてきた 。 クネクネ山道を…
ティビリシ滞在中、ここにも行ったんだった。「ツミンダ・サメバ大聖堂」とにかく大きくて、厳かで由緒ある教会という感じ。宿泊先から猛暑の中、歩いて来たには訳がある。それは、先日の滞在先であったゴチャの弟さんが、ここのイコンを手掛けているという…
秘境から再び下界へ。首都ティビリシ。流行りのショッピングモールで、さっそく腹ごしらえ。山から下りてきた直後で、このギャップにしばし圧倒される。ここも、確かにグルジアなんだよな。。洒落たレストランに入ってみる。メニューはグルジアの定番料理が…
久々の山岳トリップ。断崖絶壁のすれすれロードの途中で、天然温泉に立ち寄ったりしながらオマロを目指す。このエリアも実に山深く、結構なアップダウンを繰り返しながら1日運転してやっと峠に到着。ここ以外に車を水平に止めて寝れるところも 見当たらな…
一家が所有する5ヘクタールの農園の1部分にあるブドウの収獲。 ゴチャの自宅から車で10分かからない所に、そのブドウ農園はあった。朝早くから20人ぐらいは集まっていただろうか。子供からお年寄りまで総出で、収穫作業が始まった。特におばちゃんたち…
続いて向かったのは、トゥヘティ地方の小さな小さな町、クヴェモ・アラバニ。ここは、旅のルートには入っていなかったんだけど、先日会ったルッツおじさんの友達が住んでるというので、訪ねてみる事にした。その友達の名はゴチャ。ドイツ語が話せて、面白い…
ニコ・ピロスマニ。死後100年余り経った今も尚、グルジアで愛され続けている伝説の画家。彼が生まれたのは、カヘティ地方の小さな村ミルザアニ。ザクロの木が沢山植わっている敷地の中に、彼の生家と作品が展示されているミュージアムがある。今回のグル…
ルスタヴィのルッツおじさんの元を去り、グルジアワイン最大の産地でもあるカヘティ地方への旅が始まった。途中立ち寄った、洞窟修道院の跡や、歴史ある石造りの教会。一応通り道で通っただけなので、残念ながらあまり記憶がない。ワインを作っていたところ…
ルッツおじさんに会ったのは、ウクライナから黒海を渡る船の乗り場だった。車で海を渡る乗客の待機場所に、私達より先に乗りつけて居たドイツナンバーのパジェロ。ロックTを着たイカつい大男と、イマドキの若い青年。 親子二人旅だと言っていた。 ドイツから…
赤線の向こうはチェチェン共和国。国境の要塞シティー、ムツォ。シャティリ同様、同じ理由で要塞式の居住地域。こんなものが修復はされているものの,ほぼ当時のまま山奥にゴロゴロと残っていること自体に感動する。 シャティリもそうだけど、このエリアはコ…
山岳トリップはまだまだ続く。軍用道路を下って下界に降りて、間髪入れず反対側の山岳エリアへ。途中までは舗装されているけど、目的地までの8割方がダートの山道です。こんな感じの道なき道というか、単に山を削っただけ、断崖絶壁のデスロードもありスリ…