G2DOKKA-WANDERLUST

ドイツ発。親子3人車中泊放浪旅のキロク

夜のイマーム広場@イスファハン


駐車場に車を置き、すぐ後ろにある公園のベンチで読書&人間観察。
通る人みんな、笑顔で挨拶をしてくれる。

こんな所で私は、司馬遼太郎の忍者小説を夢中に読み耽っており、伊賀の郷に
思いを馳せたりしていた。

ミスマッチすぎる。

きれいなバラの向こうに上がっている噴水の水しぶきが、とてもすがすがしい。

この池の上を、忍者だったらどうやって歩くのか。。。。とか、そんなこと考えてる場合じゃないよー

ここは、イランだよー

あーー、イランいいとこだなー。
きれいだよなー。



そう、イランてメチャメチャきれいなのです。

公園などの公共の場所はもちろんなんだけど、通りとかバザールの脇の歩道とかでも
ゴミとか全然落ちていない。

アスファルト車道の砂利さえも丁寧に掃き掃除をしている人もいるくらい。

イランもアジアの一国なんだけど、例えば東南アジアの国のようなカオスッぷりはある。

だけど、路地裏に漂うおしっこ臭とか、昼から酔っ払って騒ぐ人や、うつろな目の物乞いとか、
羽目を外して調子こいてる外国人旅行者とか、それにくっついてまわるだらしのない
地元民とか、そういうのが一切ない。

もう、それだけで好感度は上がるいっぽうだし、こんな旅がしやすい国ってなかなか
お目にかかったことがないんだよなー。

毎度褒めすぎなんだけど。


日が暮れだして、お腹が空いてきたので大通りに移動。

なんとなく、イランのファストフードってどんなものなんだろうと思って、何を血迷ったか
ケンタッキーとマック風のメニューが看板に踊っている店に入ってみる。



 イランは肉の質が高いから、ファストフードだって美味しいのではないかと、高をくくったのが
間違いだった。

味は、マックなみに不味いです。

そりゃそうよね、だってそれをまねして作ってるんだから。

不味すぎて全部食べられなかった。
忘れよう、この事は・・・・

さて、夜のイスファハンイマーム広場
こういう場所は夜が絶対!

イランの真珠、やっと意味がわかった眺めでした。

先ほどのお目汚しのハンバーガーは忘れて、こちらの写真をどうぞ。













レーザービームショウとかやってなくて良かった!

夜風に吹かれながら、ちょっぴりロマンチックな気分で広場を散歩をする。

あー、イランに来てるんだなー、いい旅だなーと、幻想的に浮かび上がるモスクを遠くに眺めながら
そんな思いをしみじみと噛締めていた。

で、そんな良い気分に浸っているところに、全身黄色のおじさんが登場。

帽子、めがね、携帯、時計。。。。。

とにかく全部黄色だった。

虫が寄ってこないか心配。

               

「oh!ジャパニーズ?この愛用の時計G-Shockだよ。探すの大変だったんだから!」

レイバンの黄色フレームめがねとか、特注なのかな?

なぜ、こんなに黄色??

聞くと、彼が命を掛けて愛しているサッカーチームのチームカラーが黄色らしい。

とにかくめちゃめちゃハイテンションの彼。
写真を撮ってくれ、ムービーを撮ってくれとサービス精神(?)も旺盛。

そんな彼の職業は、心理学者。

ハチャメチャなテンションの割には、唄いだすと哀愁たっぷりの故郷の歌というのを
聞かせてくれた。

あー、面白かった、そして美しかった夜のイマーム広場イスファハン

そしてこの夜は駐車場で車中泊

深夜の駐車場にもう一台止まっていた、外国ナンバーのキャンピングカー。

もちろん、ドイツ人です。