2018年グルジア車中泊の旅_㉒旅の終わり
セルゲイの家から1時間程でポーランドとの国境に到着。
国境で半日以上待つことがもはや当たり前だと言うセルゲイは、あらかじめ
映画を何本もタブレットに入れてから、国境越えに臨むらしい。
私達も行きしなに、ウクライナからポーランドに入国する車が1キロ以上
列を成しているのを見ているので、ある程度は覚悟の上、だけどもしかしたら
運よく1時間ぐらいで入れるかも、なんて。
今回はメインの国境より比較的車の往来が少ないと言われる国境を教えてもらい、
淡い期待を胸にいざ出発。
田舎道、農道をひた走り、小さな村を越えた先にその国境はあった。
国境に着いた時点で、私達の前で待ってる車は4、5台。
で、結果。
30分でポーランド入り!!!!
奇跡だ。
あの5度手間ぐらいかかる意味不明なシステムの入管が、 同じ国の反対側に
あるなんて信じられないぐらい、ここでの手続きは簡単明瞭そのものだった。
しかも、反対側の役人のような威圧感は一切なく、みんなフレンドリーで
スマホで車の写真撮ってる税関の係員までいた。
すばらしいエンディングをありがとう。
ただいまEU。
整然とした高速道路をひた走り、自宅を目指す。
とにかくお腹が空いていたので、どこでもいいやとこの日最初に目に入った
ケバブ屋でお昼ご飯。
グルジア、ウクライナでちゃんとしたレストランで食事する金額の倍払っても、
ファストフードしか食べられないといういつもの日常に、一気に引き込まれた。
特に、肉の味には愕然とした。
隣の国は平均月収3万円ぐらいかもしれないけど、こんな得体の知れない肉は
まず食卓に上がることはないと思うぐらいの代物。
しばらくずーっと、放牧で育った動物の肉を食べていたから、舌が肥えたというのも
あるけど、その差は歴然だった。
これがEUと非EUの壁なんだろうな。
サイコーに後味の悪い食事の後は、走れる所まで走り、ワルシャワ近郊の
パーキングエリアで1泊する。
翌日はポーランドとドイツの国境からそう遠くない所にある町
ボレスワヴィエツに立ち寄る。
この町は日本でも人気のポーリッシュポタリーの産地で、通り道だったので
ついでに寄ってみた。
何年か前に来たこともあるし、色々持っていたりもするので、見るだけよと
立ち寄ったつもりが、やはり色々買ってしまった。
値段は日本の半額ぐらいかな。
そして、工場の近くにあったこんな可愛らしいレストランでお昼ご飯。
やはり日本人は良く来るみたいで、日本語のメニューがあった。