G2DOKKA-WANDERLUST

ドイツ発。親子3人車中泊放浪旅のキロク

日本ードイツ大陸横断旅_ウラジオストク

無事ロシアに上陸しました。
 
ウラジオストクの安宿で、シュークリームを食べながら
報告します。
 
まずは、見送ってくれた友人たちにとても感謝しています。
 
そして、あまりにバタバタでなかなか会えなかった人や
連絡すらできなかった人もいますが、この場を借りてごめんなさい。
 
そして行ってきまーす!
 
出発前の1週間は超バタバタで
2週間でやることを1週間でこなし、やり切ったというよりは
逃げ切ったと言う感じ。
なのでやり残したことが確実にあるんだけど、なにこの解放感。
もう後戻りはできぬ。
 
とにかく我々は旅立ったのだ。
 
 
そして今朝ウラジオストクに到着!
 
まあとにかく鯨みたいにでっかい船でして
多分500人ぐらいは乗れるんじゃないかな。
 
100人も乗っていなかったけど。
 
極東ウラジオストクまで、二泊三日、片道44000円。
キャビンは人が少なければ4人部屋を貸切にできます。
 
食事も結構おいしくて、船の旅もなかなかいいものだ。
 
出航する前にロビーでウロウロしていたら、船専属のミュージシャンと
知り合いになり、いきなりバラライカ(ロシアの三弦ギター)を
プレゼントされた
 
人生初がらみのロシア人。
なんでか良く分からないが、ロシア人て怖いというイメージしかなかったんだけど
想像以上にフレンドリーで拍子抜けした。
 
 
昨日の夜は、部屋のドアを開けたら丁度出くわしたはす向かいの部屋の
兄ちゃんが、ただただ「アナナス、アナナス」という言葉を私に向けて
発していて、何かと思ったらパイナップルのことらしく
今からパイナップルを切るから部屋においでという意味だった。
 
言われるままに部屋に行ったら、数人のロシア人が酒盛りを始めていて
パイナップルもくれたけど、マーカスがウォッカ5杯も飲まされる羽目に。
 
そして「タヴァリッシ、タヴァリッシ」(友達の意)
と言って、お菓子だのタバコだのどんどんいろんなものを
差し出してくれた。
 
なんか、色々くれるなーロシア人。
 
しかし、すっごい親切なんだけど、窓からバンバンゴミを捨てたり、
キャビンでタバコ吸ったり、ちょいと柄の悪さが目に付く。
 
「スモールマフィア」と自分たちをそう呼ぶ彼ら。
そういえば昨日の夜中に部屋の外でものすごいけんかをしてる音を聞いたんだけど
それがその中の一人がやったらしく、拳がパンパンに膨らんでいた。
 
あとで、やられた方の人を見たけど、顔がグチャグチャになっていて、
この陽気なロシア人が、あんなになるまで人を殴ったのかと思うと
ぞっとした。
 
まあそんな感じですでに色んな出会いがあり、何がすごいって
マーカスの行動力というか、人にすぐスーッと入り込んでいって、
あっという間に電話番号とか聞いちゃうところ。
そんなことをいつもしているから、ロシアの各方面に色々なコンタクトが
すでにできた。
 
頼もしい旅の相棒。
この人の頭の中に、人見知りとか遠慮という言葉はナイ。
 
 
ここウラジオストクは今日は快晴で、灰色のイメージしかなかったロシアに
色味が加わった感じ。
 
とうとう、とうとうやってきたんだね!
 
だけど、ここが旅の始まりだという事を忘れずに。
 
始めの一歩で、船の中に地球の歩き方忘れてきちゃったけど
 
良い旅になることを祈ろう!