G2DOKKA-WANDERLUST

ドイツ発。親子3人車中泊放浪旅のキロク

日本ードイツ大陸横断旅_シベリア道中①

5/5

どうも、ヤポンスキィの古都美です。
日本人という意味です。
ちなみに、ドイツ人はニメツキィ。

昨日からロシア語のレッスンを始めました。
移動中にパソコンにあるプログラムから流れてくる仕組みです。
一日30分ぐらい。

英語が世界の共通語なんて誰が言い出したんだ?

そりゃ話せるに越したことはないけど、英語を母国語にしている国なんて
数カ国だけじゃない?

その国にいったら、その国の言葉で話すほうがよっぽど喜ばれる。

通じるとかは別にして、言葉だけで会話を交わすよりもお互い
持ってるすべてを駆使して伝えようとし、また理解しようとするから
通じ合ったときの嬉しさっていったらない。

これから先に行く中央アジアの国々にも、ロシア語を話す人がけっこういるので
少しづつ覚えて、色んな人と話をしてみたいな。

さてさて、ここ数日はまるで楽園のようなところに滞在していました。

ウラジオストクから北に200キロぐらいのところにハサン湖という
でっかい湖を地図で見つけて、たどっていったらこれまたすごいところ。

右手に海ほどのでっかい湖があり、左手には砂漠の国の何処かのオアシス
みたいなところで、なんでこの二つが同じところにあるのか??

美し過ぎて笑っちゃうところです。




着いたその日、同じ浜辺のちょっと遠くの方にいたロシア人に明日の天気を

聞きに行ったら、その人たちもマーカスと同じカイトサーファーだった。

すっかり意気投合し、そのまま夕食をごちそうしてくれて

次の日の昼ごはんまで面倒見てくれて、親切この上ない人たちと出会った。

なんなんだろう、この距離感。



またある日の夕方、先日手に入れたいくらで寿司を作ろうとしていたら

若い青年がやってきて、話をしているうちにすっかり楽しくなってきちゃって

今度はこちらが彼を夕食に招待してみた。

23歳のロシア軍の将校さんで、この湖の半分は中国の領地なので国境を警備して
いるという。

寿司より、味噌汁に感動してました。

次の日、ロシア軍駐屯地内の彼のうちに水を汲みに行かせてもらった。

ちなみに彼らは英語はほとんど話せなく、95%カタコトのロシア単語と
あとはジェスチャー。辞書にイラスト。

どうにかなるもんなんです。

この湖は通りすがりにマーカスがサーフィンするためだけで寄ったんだけど
結局人との出会いもあり4日滞在した。

 

時間に縛られず、気の向くままの日々です。

日の出の太陽から、日が沈む太陽をなんにもさえぎるものがなく
ゆっくりと動くのを初めて見た。

雲が遠く遠く伸びていて、千切れた先のその先までもがずーっと見渡せる
ぐらいのすぱーーーっと抜けた大地。

にんにくの形をした、虫みたいな鳥がヒラヒラとへんなスピードで飛んでいる
不思議な楽園。

でっかい歯の子供から買った獲れたての魚を、グチャグチャに料理してしまい
マーカスに怒られた浜辺。

そこもまた楽園。

これ以上長くいたら、動けなくなってしまうので今日は泣く泣く移動してきました。

明日は近くにアムールタイガーがいるらしいので、行ってみようと思う。