G2DOKKA-WANDERLUST

ドイツ発。親子3人車中泊放浪旅のキロク

日本ードイツ大陸横断_㉝ウズベキスタンへ入国

 

ビザも無事そろい、ウズベキスタンに向けて出発。

3700mの峠越えは、超きつかった。

それと同時に酷いかぜをひいてしまい国境までの出来事は

あまり覚えてない。

なんとかたどり着いた国境。

タジク側では、滞在期間に問題があると難癖をつけられる。

その理由がめちゃめちゃなので、ここに書くのもアホらしいんだけど

とにかく取り合う気は一切なかったので、座り込みを決行。

時間はたっぷりあるので、相手の気が変わるまで待つことにした。

結局1時間もしないうちに、理由も告げずあっさりと解放してくれた。


ウズベキスタン側入管。

入るや否や体温計を渡される。

入国する人全員検温する規則らしい。

なんだったんだろう?高熱だったら入れてくれないとかなのかな?

熱はなかったのでそこは通過して、通関コーナーへ。

今回の通関が一番厳しかった。

今までは、車のドアをあけるとすごい荷物なので職員が見るのも

嫌がって、細かくチェックされることもなかったんだけど、

今回はルーフテントも開けさせられ、車の中のもの全部出しX線のゲートに

全部通せと言われた。

なんとかそれは免れ、犬が車の中を嗅ぎまくって検査が終わった。

10月13日。5カ国目!

ウズベキスタンに無事に入国!

その日は通りかかった湖で1泊して、翌日首都タシケントに到着!

タシケントには次の次の国アゼルバイジャンのビザ取りと

待ちに待った救援物資の引き取りに。

この救援物資受け渡し作戦は、日本に住む友達がウズベキスタンを旅すると

決まった時から始まった。

かれこれ3ヶ月も前になるか・・・

どの道私たちもウズベキスタンに来る予定ではあったけど、彼女の

滞在期間にあわせて来るのは難しそうだったので、タシケント

日本センターの職員の方に事情を話して、荷物を預かっておいてもらうよう

依頼しておいた。

見ず知らずの旅人の荷物を預かってくれて、ほんとありがたかったです。

頼んだものは主に、車から盗まれてしまったもの。

味噌だのしょうゆだの化粧水だの、とにかく沢山のものを頼んで

しまったけど、旅慣れてる頼もしい友達のおかげ様で無事に受け取る

ことが出来た。

しえちゃんありがと!!!

竹の子の里、一粒づつ大事に食べるからね!

アゼルバイジャンのビザは、様子のおかしい大使のおかげで1日待つ羽目に。

なので街から近いホテルに泊まる。

ホテルの有料駐車場に車を停めに行ったら、隣りの車のトランクが誰かに

こじ開けられ盗難にあった直後で、車のオーナーが駐車場の管理人にぶち切れてた。

そんな駐車場に車を停めるのは気が引けたけど、さすが2台目はないでしょう。

少なくとも今日は。

管理人がちゃんと仕事をしてくれる事を願って、いかにもソ連チックな安ホテルで

ぐっすり眠った。

翌日、アゼルバイジャンビザを無事にGET。

日本人の私はまたもや無料。

ここでは埼玉から自転車でやってきた人に会った。

ヨーロッパまで行くらしいので、ドイツでまた会えたらいいな。

今回のアゼルバイジャンでビザ取りは終了。

この作業から解放されるだけで、首都付近で過ごすこともなくなるので

大分楽になる。

タシケントは東京のような大都会でこれと言って見所もなさそうなので
とっとと去り、シルクロードを辿って世界遺産サマルカンドに向かう。

日も暮れだしたので寝床を探すけど、そういえばウズベキスタンって

川があんまりないのを忘れてた。

遥か遠いアラル海から農業用水をひっぱってきているぐらい水源に乏しい国。

山もあんまりないから困ったぞ、寝るとこがない。

しかもこの国、滞在登録っていう面倒くさい制度があって、中央アジアの中では

それが一番厳しい国らしい。

人のうちに泊まるのも、また泊めてあげるのもやっかいな手続きがあるので

今までの国みたく気軽に泊めてくれそうもない。

仕方ないから綿花畑の隅っこに場所を見つけたんだけど、近くにいた農民が

やってきて結局その人のおうちに招待され泊まらせてもらった。

意外にあっさりだったので無駄な心配だったかな。

夕食時、近所に住む親戚やら母さんがやってきてにぎやかになってきた。

この家は女系家族で色々あわせて8人の子供のうち、1人しか男の子がいなかった。

そのせいもあってか、お父さん連中が妙にやさしかった。

そしてそこにいた一人のおじさんに、明日の朝結婚式の前祝いが2組あるから

一緒に行こうと誘われ、面白そうだから付いて行くことになった。